4日目

       仙台〜松島海岸〜松島〜利府〜仙台〜東京

        仙石線の205系は新しく見えるなー

 旅行ももう4日目に突入するが、今日の午後には、利府にて車両基地見学をして、その後、帰ることになっている。

 今日まず乗るのは、仙石線。これにて松島海岸へと向かう。

  

 ↑仙石線の車両。僕は右の青色のデザインのほうがお気に入りだが。

 しかし、気のせいだろうか、仙石線の205系は、埼京線やかつて山手線で活躍していた205系よりも新しく感じる(言ってみれば昭和末期じゃなくて平成のデザインのような感じがする)。どうやら、同じ205系でも違うところは違うようだ。(多分)

 とはいえ、新しいデザインが松島に似合うかというと・・・・・・微妙と答えたいところではあるが、なんとなく違和感もないような気がする(←気のせい)。

 まあ、そんな話はおいといて、松島の話にする。

         日本三景 松島の観光

 塩釜のあたりを出ると、仙石線は単線になる。ここから列車の本数は激減する(これでも磐越西線や仙山線の山形付近よりはましだが)。

 塩釜を出て間もなく、松島海岸着。束の間のローカル風景を楽しんだ。

松島海岸に降り立つ。

 

 ↑ローカルな港町(ていうか観光地)はこれが最初で最後。

 まず向かうのは、歩いて渡れる島、福浦島。

 

↑福浦島全景。橋の先にあるのが福浦島である。

↑福浦島から海を臨む。

 その後、福浦島を後にし、昼食をとる。

 そして、いよいよ海に散らばった島々を見ていくことにした。

この90人乗りの船に乗ったのは、操縦士と僕たちを含めて客5人と莫大な量の空気。夏休みとは言えども、まだ7月の平日である。閑散としているので、どこからでも写真を撮れる。

   

(二枚とも松島の写真)

 ゆったり周遊したあとは、なぜかどうかは別として伊達政宗資料館へと向かった。

           いよいよ車両基地見学!!

 バスは運転士と僕ら3人と莫大な量の空気を運んで、旅客需要のない(と思われる)ホテルを転々としながら、松島駅に着いた。

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 なんか線路から物音がする。だんだんと近づいてくる。そして、高速で、現れたのは、

 架線検測車!!!!!!!!

 (そういえば、東北本線は、貨物列車が多いが、これはなかなか来ないと思いつつ撮る。だが、通過する貨物列車は1枚も撮れなかった)

 結局、この列車は、猛スピードで、消え去った。

その後、仙台方面の普通電車が到着。それに乗り、岩切へと向かう。

(東北本線の普通列車に使用されている車両です)

 東仙台着。岩切で降りても待たされるので、どうせならということで、東仙台で降りて待とうという事になった。

 

(東仙台駅のホームには、盆栽のごとく、木々が生えている)

 先輩たちと合流し、利府へと向かう。

 利府から徒歩10分、新幹線の車両基地センターが、見えてきた。

利府の車両基地センターはJR東日本の新幹線を管理する大きな基地である。

詳しい事はさておき、車両基地見学に入る。

(↓台車が置いてある。)

(↑新幹線車両搬送用のクレーンの中で)

(↑今日も新幹線は顔を覗かせている)

(↑速度へのチャレンジャー親子そろって。右が親(?)で319km/hを記録した200系、左が子(?)で425km/hを記録した試験用車両)

                      ギリギリセーフ その4

やっぶえ――― 発車時刻まであと10分しかないっ!

 これからののスケジュールははっきし言って電車が1本遅れてもどうでもいいようなスケジュールだった。

 よって、LIFE CARD 2

ど、ど、ど、ど――――すんだよ

俺らっ(←落ち着け)

結局、左側のほうを選ぶことになった。

利府と新利府(しかし発車時刻は新利府のほうが2分遅い)までの距離は同じなのにもかかわらず、利府の方へ走り始め(←おいっ)、線路沿いなら細道でも通り、塀を越えて(←おいおいっ)、空き地を抜け(←おいおいおいっ)、駅舎が見えてきた。どうやら電車は改札寄りだ。切符を通せばすぐのところだ。

どうやらギリギリ間に合いそうだ。

駅まで残りわずか。切符を通し、列車に飛び込む。

1分後だろうか、ドアチャイムが鳴った。

利府の車両基地を窓越しに見ながら、仙台へと向かう。いよいよこの旅も終わりが見えてきた。

夕陽をみながら

 新幹線の発車時刻まであと1時間。ちょっと中途半端だ。一旦解散して適当にぶらつく。弁当を購入して、仙台駅を出る。まだ時間はある。

 とにかく仙台駅周辺をぶらついてみた。

仙台駅の写真

 結局行くあても無く、仙台駅に戻る。

MAXやまびこが入線してきた。いよいよ東京へ向かう。

 振り返れば、今までなかなか夕焼けを見られなかったような気がする。1日目も2日目も3日目も。

 梅雨空も去る日が近づいてきたこの日、夕日が久々と顔を現した。

 

線が入ってしまうほどの眩しい夕日は久しぶりだ。

少しずつ東京に近づいてくる。夕日と地平線の距離のごとく終わりが近づいてくる。

 夕日が雲にかくれた。それ以来、夕日は顔を出さなかった。

 携帯電話の電池が、充電器の電池と共に、眠りに入った。

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