上下分離探訪

2007年9月18日火曜日。文化祭代休のこの日に上下分離方式の路線を探訪することにした。

朝早くに家を出て、列車を乗り継ぐこと3時間、赤城駅に到着する。

ここから、上下分離方式で運営されている路線、上毛電鉄に乗ることにする。

なんとも新しい駅舎である。ローカル線の駅とは思えない。
ホームもまた最近設置したものが多いような雰囲気である。
京王3000系のお下がりである上毛電鉄700形。
上毛電鉄が独自にフロントの色を変えた編成。

実際に乗ってみると、列車は30分に1本と需要の割には多く、ゆれは少し大きかったものの、レールはほとんどの区間において重軌条化されてお
り、また、枕木の一部もPC枕木である。

これらは、すべて上下分離方式による効果のようだ。
中央前橋駅もまた、なんともモダンなデザインである。
近くの商店街は、シャッター通りと化してしまった。

前橋駅に着いたところで、JR両毛線で高崎に向かう。

こんなものを見てびっくりしてしまいつつ、今度は上信電鉄に乗る。なお、上信電鉄も上下分離方式での運営である。

バラエティに富んだ上信電鉄の車両たち。

上州富岡で途中下車し、富岡製糸場を見学する。

上信電鉄は、本数は上毛電鉄に準ずるぐらいあるものの、駅には一昔前の雰囲気がただよっていた。

切符を求めると、硬券をくれた。

まだ初秋で、時間も18時台だったが、高崎に戻った頃にはもうすっかり暮れてしまっていた。



こんな上毛電鉄や上信電鉄が存続し続けているのも上下分離方式のおかげであると言っても過言ではない。