房総横断旅行

 ここでは、2007年5月4日に行ってきたことについてつづっております。

 さすがに今度は、天候のこと(4月に天候無視の旅行を決行したため)も考えて、晴れたこの日に決行しました。
 やはり、鉄道ファンとして、今回の目的は、

 小湊鉄道に乗ることです。

 定期を使って新宿まで乗り、新宿から、小湊鉄道の起点、五井まで、950円。
 ずっと乗りたかった鉄道(といっても去年の秋からですが)ということで、期待が膨らむ。
 とりあえず、中央線ホームに降り立つ。
 そこに来たのは、中央線から消え去ろうとしている201系。

 ↑普通に201系の写真です。 東京駅にて。
 対向列車を眺めても今日は、何か異様に201系が多い。
 そんなことを考えつつ、京葉線に乗る。
 なんとなくだけれども、都会の路線の中では、1番好きな路線だったりする。
 橋梁が多くて、海が見えて、新しい都市が見える路線だからだろうか。
 中学受験のときに、2回も使った路線(2回とも海浜幕張まで)で、当時の感覚の遠い路線の中では、なじみがあったりする。結局、通学に使う路線にはならなかったが。
 そんなこんなで、京葉線を利用することとなったが、なんとなく201系には乗る気にはならなかった。
 そして次の205系に乗ったのだが、

 武蔵野線方面。

 ということに気づかず、新浦安で乗り換えました。
 仕方なくしばらく待って、そこに来た快速電車は、

 201系。

 仕方なく折れて、その電車に乗ることにしました。
 海浜幕張。相変わらずの新しい街並みだ。確か、あの当時の自分は、すごい街だな・・とか思っていたような気がする。
 ↓とここで見つけたもの。
 
 故障とかで331系が見られなく、残念だが。
 そんなこんなで、蘇我着。
 駅の中のコンビニで弁当を買って、内房線に乗り込む。
 と、蘇我駅のホームに入ってきたのは、
 113でも217でもない。何なんだと思い、車内に乗り込むと、プレートのところに、211系と書いてあった。
 内房線に211とは知らなかったな、自分もまだまだ知識不足だな・・・と思いつつ、車内を見回す。
 かなり混んでいる。
 ラッシュのときほどではないが、乗車率でいうと100%いかないぐらいはある。
 木更津に潮干狩りに行く客ならいいが、もしかすると、小湊鉄道へ乗り換える客?と考えつつ、浜野、八幡宿、と過ぎる。降りる客はいっこうにいない。
 次は五井である。いよいよホームが近づく。いったいこの駅で何人の客が降りるのだろうか・・・。
_______________________________________________________      結局あまり降りる人はいませんでした。
 どうやら、小湊鉄道とは跨線橋でつながっているらしく、途中、改札はありませんでした。
 そのため、小湊鉄道で切符を買うときには、JRの切符を回収されました。
 その後、房総横断切符を入手しましたが、駅員に質問。

 途中下車はできますか

 こんなことさえも事前に調べないという、なんとも無計画な自分・・。
 結局引き返さなければ、大丈夫とのことでした。
 ここで、キハ200に乗り込む。
 古い車両である。
 にもかかわらず、定員160名とは理解に苦しむが・・・・。(どんな計算式で定員を算出したのですかと思いつつ・・・・・。)
 今日は、GWの混雑を予想してたのであろう、4両編成で運行されていた。
 見た目的にはちょっとおかしい。
 

 

 ↑車内の風景です。空いている理由は、発車までまだ30分ぐらいあったからです。

 適当に暇つぶししつつ(エンジン音撮ったりなど・・ですが)、発車のときを待つ。

 手ブレーキというのもありました。

 そしていよいよ発車のとき。自分自身、こんな古い気動車に乗ったのは初めてである。
 ドアが閉まり、長く、大きい汽笛が鳴り響く・・・・。
 やせた細い線路が、標準軌であるかのような錯覚を起こす・・・・。
 左右に揺れる車体の先に光る2本の線は、なんだか歪んでいた・・・。
 スピードのほうは60キロ出せるかどうかという感じである。
 ことことと走るその感覚は、なんだか古い路面電車を思い出す・・・。
 どんどん東に進み、山を登っていく・・・。
 相変わらず、降りる人は少ないようだ。
 橋には、デッキやトラスが付いていないためか、小さな子供たちが、びっくりするくらいの怖さだそうだ・・。
 確かに、レールが空中に敷かれたかのような錯覚を覚える・・・。
 多角形とも受け取れるようなカーブを進み、山あいを縫う・・・。
 比較的整備の行き届いたJRのローカル線とは一味もまた二味も違った情景がそこにはあった・・・・。
 1時間の乗車を楽しみつつ、養老渓谷着。
 とりあえずは、養老渓谷で降りてみた。
 駅を降りると、粟又の滝行きのバスがあった。
 バスの運転手に、

 粟又の滝はどんな感じの滝ですか
 
 と聞くまたも無計画な自分・・・・。
 高低差数十メートルという大きな滝ということで、興味があおられ、そのまま乗車。
 そして、20分ほどで粟又の滝に着きました。
 昼食を済まし、滝への道を降りました。
 やはり、GWということでしょうか、かなりの人たちが、遊んでいました。
 水遊びには、さすがに興味がなかったので、そのまま滝の上へ登りました。
 

 ↑滝の下から見た画像
 さらにもう少し上流まで行こうと、浅いところを伝って、川を渡ってみました。
 靴と靴下を脱いで渡ったのですが、かなり水が冷たかったです。
 ↓さらに上流にあった滝

 これ以上は、歩けなかったので、もとの道を戻りました。

 ↑滝の中腹部から撮影。勢いよく水が下へと流れていく様子が分かるかと・・・。

 その後は、川沿いに、下流に向かって、歩いていきました。

 ↑水面に景色が映った写真
 ↓中央に写っている滝は昇竜の滝と言われているそうです。

 そんな感じで、ゆっくりと、約2km歩いていきました。
 遊歩道がちょうど切れていたので、階段を登って、道を歩いていくと・・・。

 という看板があったので、興味本位で立ち寄ってみることにしました。

 ↓上から見た画像。

 滝へはちかみちコースで行きました。

 ↑迫力があります。(多分)
 鍾乳洞があったので、行ってみました。
 かなり暗かったです。
 ケータイのディスプレイを照らしてみたのですが、あまり効果がありませんでした。
 結局、外の光が見えるところで、引き返しました。 

 

 ↑鍾乳洞から外の景色を見てみました。

 ↑滝の上から滝の下を望む。
 ↓洞窟から水が流れ出る。

 ということで幻の滝を後にして、バス停に着いたのですが、

 次の便は約1時間後

 とのこと。なんとも無計画な自分・・。
 ということで、歩けるところまで歩いてみました。

 ↑その名のとおり面白い地名を見つけました。

 ↑1時間に何便も記されている昔のバスの時刻表が裏返しにされていました・・・・。
 というような感じに(?)適当に1時間ぐらい歩いて養老渓谷駅に着きました。
 ↓養老渓谷の駅舎

 時刻表を手にしないほど無計画な自分でしたが、駅の時刻表を見てみると・・・。

 あと10分もすれば上総中野行きが来る

 超ラッキー!!

 ということで、上総中野行きに乗りました。
 ものすごく空いていることを期待していたのですが、そこそこ人が乗っていました。
 どうやら、僕と同じく房総横断を計画している人が多いらしく・・・。
 線路は、さらにやせ、50キロを出せるのがやっとというような状態である。
 トンネルを抜け、広軌にも見えるようなレールを走り抜けていく・・。
 いよいよ終点の上総中野である。
 ここからは、いすみ鉄道に乗り換えるが、思ったよりも接続時間が短く、ゆったりと写真を撮ることが出来ませんでした・・。

 少し傾いてしまいました・・・。
 ここからは、いすみ鉄道に乗り換えです。
 ここからは、単行ディーゼルカー。
 やはり、少し混んでいる。
 大多喜からは、部活帰りだろうか、高校生がたくさん乗ってきました。
 どうやら、いつになく混んでいるとか言っていたようですが・・・。
 単行ディーゼルカーは、山を下っていき、大原に着きました。
 

 ↑いすみ鉄道の写真
 ここから新宿までの切符を買ったのですが、
 近距離路線図は四谷で切れていました。
 ということで、窓口で購入。
 1890円也。五井までの値段と比べるとほぼ倍・・・。
 内房線の電車を待つ。

 

  ↑113系です。
 いつなくなるかも分からない113系の車内を満喫しながら、上総一ノ宮で総武快速線に乗り換えました。

 ↑E217系です。
 ↓貸しきり状態になりました。

 ↑夕焼けを眺める。
 先頭車というせいもあるかもしれませんが、結局、東京駅で降りるまで、ほとんど人は乗って来ませんでした。